育児に関わる方々に「自分を大切にしてほしい」という想いから生まれた”産後ケア事業”の、販売促進のためにこども商品券を導入！

三菱地所新規事業創造部の荒川と申します。
どうぞよろしくお願いいたします。

はい。私たちは2022年度から社内ベンチャー制度を活用して、新しく産後ケア事業の立ち上げを検討しております。コロナ禍中、子どもの出産・育児を経験している、３名が「産後間もない家族へのサポートを充実させるべきだ」と感じたことがきっかけです。

これまでの事業検証の過程で、社内外における人々が仕事の両立における苦労をしていることも認識し、サポート体制を充実させたいと考えております。

そうですね。2022年から4ヶ月間試行運用を行い、料金の改定や昨年は2室で始めた事業を今年は6室に拡張しました。今年は集客の期間を延ばし、ニーズをさらに検証する予定です。

この事業は出産後の母親や家族をサポートすることを目的としていますが、事業を運営する中で原価積み上げによる利用料の高さが課題の一つと考えております。多くの家庭にご利用いただくために、利用料を下げる手段を整え、サービスを手軽に利用いただける環境を模索いたしました。

私たちは、より多くの家庭にサービスを利用してもらうための方策を模索していました。その中で、自治体から受領できる「こども商品券」の存在に気付きました。これは子育て世帯にとって非常に助かるもので、 自分たちも育児中に受け取ったことがあり、その便利さを実感していました。

公的な機関からの配布実績が非常に高いことが挙げられます。配布実績の多い、こども商品券を通じて利用促進につながることを期待しております。

まず一つは、妊婦さん向けアンケートの景品でこども商品券を利用させていただいております。アンケートやラインのお友達登録いただいた際に、抽選でこども商品券をお渡しするという取り組みをしています。従来は弊社のサービスのクーポンをプレゼントしていたのですが、景品をこども商品券にしてから応募がかなり多くなっています。

二つ目は、多くの人に認知してもらうためにトイカードさんの持っている顧客データベースにメルマガを配信させていただいています。
実際に配信を1度した際にそのメルマガを開封していただいた方が8万人でして、こちらも社内の顧客へ告知する通常の配信よりも2倍近く見ていただけています。

現在はトライアル期間中のため一部サービスに利用を限っておりますが、クーポンプレゼント等による反応は非常に良好です。今後はこれらのデータをもとに、商品券の対象となるサービスを広げ改善を図り、より多くのご家庭に利用いただけるよう努めていきます。

はい、まずは産後ケア事業の浸透を目指し、年内に三菱地所として正式事業化とすることを目標としています。その後の具体的な目標としては、宿泊型と日帰り型を織り交ぜつつサービスを全国展開し、顧客のニーズに応じた柔軟なサービス提供を行いたいと考えております。さらに、産後ケアをきっかけとして、長期的にお客様に寄り添うサービスを提供する計画です。

こども商品券の加盟店になることで、利用を促進し、より多くの家庭にサービスを提供できるようにすることが目標です。また、妊娠・出産・育児に関わる方々のサポートを通じて、社会全体の福祉向上に寄与したいと考えています。私たちは、妊娠・出産・育児に関わる方々に「自分を大切にしてほしい」という想いを持って、この事業を運営しています。これからも多くの方々に寄り添い、支援していきたいと思います。